愛隣コラム&ニュース

佐賀県と遼寧省は17年前から友好交流を続けた結果、2011年10月26日（水）に佐賀県初の海外事務所が「瀋陽」に開設されました。
佐賀県の国際戦略の拠点となる街が「瀋陽」になったことは、嬉しい限りです。
この「瀋陽代表事務所」の開設を契機として、佐賀県と遼寧省は相互理解と信頼を、より一層深め、共同発展を実現していくための「友好協力パートナーシップ協定」を締結しました。

開設セレモニーは、25日に瀋陽シェラトン麗都ホテルにて、佐賀県及び遼寧省から約290人の出席者が参加され、盛大に開催されました。
このシェラトンホテルは、弊社グループ会社を創業したときに2年間、事務所を開設していたので、私にとってはとても懐かしい場所です。

日本の自治体の事務所が、「瀋陽」に開設されるのは佐賀県が初めてで、佐賀県と遼寧省との交流にとどまらず、日本と中国との交流の扉が開かれたような気がします。

佐賀県の国際戦略は、今後の国内市場の縮小や新興国の急速な経済成長などを踏まえ、グローバル化が進む中、「瀋陽代表事務所」・「香港代表事務所」・「県庁内の上海デスク」の3ヵ所の海外拠点を有効に活用して、「次の世代が希望にあふれ、世界に必要とされる佐賀」を目指して取り組まれています。
http://www.pref.saga.lg.jp/web/kensei/_1363/sekai-keikaku/kyoten.html

原発の影響もあり、東アジアに近い九州（佐賀県等）や日本海側（新潟県等）が、アジアのゲートウェイになるのは間違いないことだと思っていますので、古川佐賀県知事や泉田新潟県知事のような国際感覚を持たれたリーダーを模範として、行政も民間企業も積極的に海外展開をして欲しいものです。

次回、瀋陽に行ったときは、瀋陽代表事務所を訪ねてみたいと思います。